鑑定士入門「基礎編」 宝石のうつくしさ その5 「カット」

カット

人間の手を加えて宝石をよりよくみせるためにできることです。人間の力でできる唯一の手段といってもいいかもしれません。
文明の発達、研究に研究を重ね技術向上により、昔では考えられなかったカットが近年出来るようになり、宝石本来の輝きをよりすばらしいものにしてきました。輝くためのもっとも大事なカット。研磨者の巧みな技術の証です。

■カボションカット (面なし・・表面を磨く)
形(なり)が美しさに決定的影響を与える。 大昔はこちらしか無理
カボションカット

(1) 半透明・不透明 表面の艶や美しさ量感などを強調する
(2) 光彩効果をひきださせる。 スタールビーなど独自のもの
(3) フロー(内包物)の多い透明石 内部の欠点を目立ちにくくする

■ファセットカット (面あり・・モザイク模様の濃淡がつく)ファセットの屈折、反射により立体的になる。いろんなファンシーカットがある。
ファセットカット

(1) ブリリアンシー(光輝) 表面・内部反射の強い輝き
(2) ファイヤー(虹現象)
(3) シンチレーション(閃光) 下面の細かなカットでチカチカする
(4) 光沢(表面反射)  透明宝石の魅力・色の美しさを最大限に発揮する

カットの呼称

(1) テーブル方向からの名称   (1) + (2) =正式名称
(2) ガードル方向からの名称   (1)山田+(2)花子=山田花子
※宝石も(1)だけの「山田」とよんでいることが多い。
(1) テーブル方向からの形状
形状

(2) ガードル方向からの形状

(1)+(1)=ラウンドブリリアントカット

(1)ブリリアント (2)ミックス  etc・・・

※ダイアモンド原石のうち70~80%はラウンドにカット


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