鑑定士入門「基礎編」 宝石のうつくしさ その5
光沢
宝石の表面の「艶」のことです。光の加減で真珠が虹色に見えたりするのも光沢のうちの1つです。宝石の表面の「艶」を指し、それぞれの宝石の屈折率等、表面 の研磨状態、元々の素材に大きく影響されて光沢が決まります。いろんな理由があって宝石の価値が決まっていくのです。
- 金属光沢(Metallic luster)・・ 光をまったく通さない ヘマタイト
- 非金属光沢(Non-metallic luster)・・・・・ 透明感があって光を通すもの
(1と2とはまったく異なる光沢のため、分けられております。)
- ダイアモンド光沢(Adamantine luster) ・・ ダイアモンド及びそれに近い光沢 ダイアモンド(4月の誕生石) 他とは比べられない程の別格!!
- ガラス光沢(Vitreous luster)・・・・・・・ 1番ポピュラーな光沢 ルビー(7月の誕生石)等ほとんどの透明色石がこれに入る
- 真珠光沢(Party luster)・・・・・・・・・ 優しい虹色の光 真珠(6月の誕生石)
- 樹脂光沢(Resinous luster)・・・・・・・ なめらかで温かみがある こはく、べっ甲、(プラスチック)等
- ろう光沢(Waxy luster)・・・・・・・・・ぬるっとした光沢(車のワックス) トルコ石(12月の誕生石)等
- 絹糸光沢(Silky luster)・・・・・・・・・絹糸の様に光が移り変わって見える タイガーアイ(虎目石)等
※Luster/磨いた艶という意味
このようにいろんな光沢がありますが、やはりここでもダイアモンドは別格になり、他のいろんな宝石とは比べ様のないものを持ちあわせています。
ダイアモンドは宝石の中の「KING of KINGS」といえるでしょう。